柔道への誘い(いざない)
各種大会でメダルを獲得している日本の柔道は、心・技・体が鍛えられると小さい時から道場や部活などに取り入れられています。護身術としても注目されており、国際競技として世界中にも愛好家がいます。世界柔道においては、夜遅くまで放送されていても見てしまう柔道バカの私ですが、体で覚えた柔道に、知識が少し足りなんではないかと思い、ここでは心技体に「知」をプラスして、皆様に柔道のことについてもっと深く知っていただきたいと思っています。ココを見れば柔道の試合をより楽しく観れると思います。
柔道は、武道の一種。また、格闘技、スポーツ、武術にも分類される。日本の国技の一つであると同時に広く世界各国でも普及しており、オリンピック種目にもなっている。
今日において、単に「柔道」といえば一般的に日本伝講道館柔道を指す。現在、講道館は東京都文京区春日1丁目にあり、全日本柔道連盟(全柔連)もそのビルに入っている。国際競技団体は国際柔道連盟(IJF)である。
講道館柔道においては「精力善用」「自他共栄」を基本理念とし、競技における単なる勝利至上主義ではなく、身体と精神の鍛錬と教育を目的としている 。この講道館柔道は国際柔道連盟の設立やオリンピックでの競技採用など広く国際化に成功している柔道でもあり、多くの国では「Judo=講道館柔道」となっている。
古くは、12世紀以降の武家社会の中で武芸十八般と言われた武士の合戦時の技芸である武芸が成立し、戦国時代が終わって江戸時代にその中から武術の一つとして柔術が発展した。柔術は幕末までに百を越える流派が生まれていたとされる。
明治維新以降、柔術の練習者が減少していた中、官立東京開成学校(のちの東京大学)を出て学習院講師になったばかりだった嘉納治五郎が、当身技(真之当身)を中心として関節技や絞め技といった捕手術の体系を編む一方で乱捕技としての投げ技も持つ天神真楊流柔術や、投げ技を中心として他に中(=当身技)なども伝えていた起倒流柔術の技を基礎に、起倒流の稽古体験から「崩し」の原理をより深く研究して整理体系化したものを、これは修身法、練体法、勝負法としての修行面に加えて人間教育の手段であるとして柔道と名付け、明治15年(1882年)、東京府下谷にある永昌寺という寺の書院12畳を道場代わりとして「講道館」を創設した。
もっとも、寺田満英の起倒流と直信流の例や、滝野遊軒の弟子である起倒流五代目鈴木邦教が起倒流に鈴木家に伝わるとされる「日本神武の伝」を取り入れ柔道という言葉を用いて起倒流柔道と称した例 などがあり、「柔道」という語自体はすでに江戸時代にあったため、嘉納の発明ではない。
嘉納は「柔道」という言葉を名乗ったが、当初の講道館は新興柔術の少数派の一派であり、当時は「嘉納流柔術」とも呼ばれていた。嘉納治五郎の「柔道家としての私の生涯」(1928年(昭和3年)『作興』に連載)によれば、警視庁武術大会で楊心流戸塚派と試合し2 3の引き分け以外勝ったことから講道館の実力が示されたという。なお、当時の柔道は当て身が存在したことなど、柔術の影響が極めて大きく、現在のそれとは大きく異なったものである。また、本大会において講道館側として出場した者は、元々は天神真楊流などの他流柔術出身の実力者であった。この試合の後、三島通庸警視総監が講道館柔道を警視庁の必修科として採用した為、全国に広まっていったという(なお該当の試合については日時、場所、対戦相手、勝敗結果について明白な史料はなく、山下義韶の回想記(雑誌『キング』1929年(昭和4年)10月号)では明治19年(1886年)2月に講道館四天王の西郷四郎(小説「姿三四郎」のモデル)が好地円太郎に山嵐で勝ったという他、明治18年5月、明治19年(1886年)6月、10月説などもあり、西郷四郎の相手も昭島太郎であったという説もある)。
学校体育と柔道
日本の学校教育においては、1898年に旧制中学校の課外授業に柔術が導入された際、柔道も、必修の正課になった。連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)により学校で柔道の教授が禁止されて以降、武道は一度禁止されたが、昭和25年(1950年)に文部省の新制中学校の選択科目に柔道が採用された。次いで昭和28年(1958年)の学習指導要領で、柔道、剣道、相撲などの武道が「格技」という名称で正課の授業とされた。平成元年(1989年)の新学習指導要領で格技から武道に名称が戻された。
社会体育としての柔道
現在では、道場での活動のほかに警察署における活動・警察署における青少年の健全育成のための小中学生を対象にした柔剣道教室の開催、中学・高校の体育の武道の授業・学校や社会人の運動部でのクラブ活動などが行われている。剣道と並び日本で最も広く行われている武道の一つとなっており、「柔剣道」と呼称されることも多い。 なお警察学校においては、柔道が必修科目となっている。なお、警察学校入学時に柔道の無段者の場合、在校中に初段をとるようにしなければならない。
オリンピック柔道日本代表選手
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柔道の日本人オリンピックメダリスト一覧
| 個数 | 氏名 | 大会 | 階級 |
|---|---|---|---|
| 1 | 中谷雄英 | 1964年東京オリンピック | 軽量級 |
| 2 | 岡野功 | 1964年東京オリンピック | 中量級 |
| 3 | 猪熊功 | 1964年東京オリンピック | 重量級 |
| 4 | 関根忍 | 1972年ミュンヘンオリンピック | 中量級 |
| 5 | 野村豊和 | 1972年ミュンヘンオリンピック | 軽中量級 |
| 6 | 川口孝夫 | 1972年ミュンヘンオリンピック | 軽量級 |
| 7 | 二宮和弘 | 1976年モントリオールオリンピック | 軽重量級 |
| 8 | 園田勇 | 1976年モントリオールオリンピック | 中量級 |
| 9 | 上村春樹 | 1976年モントリオールオリンピック | 無差別級 |
| 10 | 細川伸二 | 1984年ロサンゼルスオリンピック | 60kg級 |
| 11 | 松岡義之 | 1984年ロサンゼルスオリンピック | 65kg級 |
| 12 | 斉藤仁 | 1984年ロサンゼルスオリンピック | 95kg超級 |
| 13 | 山下泰裕 | 1984年ロサンゼルスオリンピック | 無差別級 |
| 14 | 斉藤仁 | 1988年ソウルオリンピック | 95kg超級 |
| 15 | 吉田秀彦 | 1992年バルセロナオリンピック | 男子78kg級 |
| 16 | 古賀稔彦 | 1992年バルセロナオリンピック | 男子71kg級 |
| 17 | 恵本裕子 | 1996年アトランタオリンピック | 女子61kg級 |
| 18 | 中村兼三 | 1996年アトランタオリンピック | 男子71kg級 |
| 19 | 野村忠宏 | 1996年アトランタオリンピック | 男子60kg級 |
| 20 | 田村亮子(谷亮子) | 2000年シドニーオリンピック | 女子48kg級 |
| 21 | 野村忠宏 | 2000年シドニーオリンピック | 男子60kg級 |
| 22 | 瀧本誠 | 2000年シドニーオリンピック | 男子81kg級 |
| 23 | 井上康生 | 2000年シドニーオリンピック | 男子100kg級 |
| 24 | 谷亮子 | 2004年アテネオリンピック | 女子48kg級 |
| 25 | 野村忠宏 | 2004年アテネオリンピック | 男子60kg級 |
| 26 | 内柴正人 | 2004年アテネオリンピック | 男子66kg級 |
| 27 | 谷本歩実 | 2004年アテネオリンピック | 女子63kg級 |
| 28 | 上野雅恵 | 2004年アテネオリンピック | 女子70kg級 |
| 29 | 阿武教子 | 2004年アテネオリンピック | 女子78kg級 |
| 30 | 塚田真希 | 2004年アテネオリンピック | 女子78kg超級 |
| 31 | 鈴木桂治 | 2004年アテネオリンピック | 男子100kg超級 |
| 32 | 内柴正人 | 2008年北京オリンピック | 男子66kg級 |
| 33 | 谷本歩実 | 2008年北京オリンピック | 女子63kg級 |
| 34 | 上野雅恵 | 2008年北京オリンピック | 女子70kg級 |
| 35 | 石井慧 | 2008年北京オリンピック | 男子100kg超級 |
銀メダリスト
| 個数 | 氏名 | 大会 | 階級 |
|---|---|---|---|
| 1 | 神永昭夫 | 1964年東京オリンピック | 無差別級 |
| 2 | 蔵本孝二 | 1976年モントリオールオリンピック | 軽中量級 |
| 3 | 小川直也 | 1992年バルセロナオリンピック | 男子95kg超級 |
| 4 | 田村亮子(谷亮子) | 1992年バルセロナオリンピック | 女子48kg級 |
| 5 | 溝口紀子 | 1992年バルセロナオリンピック | 女子52kg級 |
| 6 | 田辺陽子 | 1992年バルセロナオリンピック | 女子72kg級 |
| 7 | 中村行成 | 1996年アトランタオリンピック | 男子65kg級 |
| 7 | 古賀稔彦 | 1996年アトランタオリンピック | 男子78kg級 |
| 9 | 田村亮子(谷亮子) | 1996年アトランタオリンピック | 女子48kg級 |
| 10 | 田辺陽子 | 1996年アトランタオリンピック | 女子72kg級 |
| 11 | 楢崎教子 | 2000年シドニーオリンピック | 女子52kg級 |
| 12 | 篠原信一 | 2000年シドニーオリンピック | 男子100kg超級 |
| 13 | 泉浩 | 2004年アテネオリンピック | 男子90kg級 |
| 14 | 横澤由貴 | 2004年アテネオリンピック | 女子52kg級 |
| 15 | 塚田真希 | 2008年北京オリンピック | 女子78kg超級 |
銅メダリスト
| 個数 | 氏名 | 大会 | 階級 |
|---|---|---|---|
| 1 | 西村昌樹 | 1972年ミュンヘンオリンピック | 重量級 |
| 2 | 遠藤純男 | 1976年モントリオールオリンピック | 重量級 |
| 3 | 野瀬清喜 | 1984年ロサンゼルスオリンピック | 86kg級 |
| 4 | 細川伸二 | 1988年ソウルオリンピック | 男子60kg級 |
| 5 | 山本洋祐 | 1988年ソウルオリンピック | 男子65kg級 |
| 6 | 大迫明伸 | 1988年ソウルオリンピック | 男子86kg級 |
| 7 | 山口香 | 1988年ソウルオリンピック | 女子48kg級 |
| 8 | 越野忠則 | 1992年バルセロナオリンピック | 男子60kg級 |
| 9 | 岡田弘隆 | 1992年バルセロナオリンピック | 男子86kg級 |
| 10 | 立野千代里(増地千代里) | 1992年バルセロナオリンピック | 女子56kg級 |
| 11 | 坂上洋子 | 1992年バルセロナオリンピック | 女子72kg超級 |
| 12 | 楢崎教子 | 1996年アトランタオリンピック | 女子52kg級 |
| 13 | 日下部基栄 | 2000年シドニーオリンピック | 女子57kg級 |
| 14 | 山下まゆみ | 2000年シドニーオリンピック | 女子78kg超級 |
| 15 | 谷亮子 | 2008年北京オリンピック | 女子48kg級 |
| 16 | 中村美里 | 2008年北京オリンピック | 女子52kg級 |